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インタビュー 「同じ電気屋をするんやったら、地球温暖化防止に役立つものを」

インタビュー 「同じ電気屋をするんやったら、地球温暖化防止に役立つものを」
~第8期推進員府内各地で活躍中!~ 推進員 河村泰三さん(201807うぉーみんぐ収録)

第8期の推進員で、再エネコンシェルジュでもある河村泰三さん。お仕事である京都電工株式会社代表取締役の肩書以外に、京都中小企業家同友会や10以上の所属と肩書、10以上の資格をお持ちです。


一番大事なことは、自分を大事にする。家族もつながりのある人々も大事に

精力的な活動の背景にある想いをお伺いしたところ、「やっぱり使命感ですかね。」との答え。実は11年前にくも膜下出血になり、生死を彷徨うような事があったという河村さん。その経験から、「一番大事なことは、自分を大事にする。もちろん、家族もつながりのある人々も大事にする。そして自分の大事にしているものを伝えていくというのが、自分の使命感の根幹」とおっしゃいます。

同じ電気屋をするんやったら、地球温暖化防止に役立つものを

それは会社の経営の姿勢にも繋がっているそうです。河村さんのお店は、いわゆる“まちの電気屋さん”。「やっぱり同じ電気屋をするんやったら、地球温暖化防止に役立つもの、地球に優しいものをどんどん進めていこう、それを使命にしましょうと。」地球があってこその我々の事業なんだという根底の所に立って、経営理念を作っていこうとのこと。

中小企業家同友会のエネルギー宣言

河村さんはそれを同友会の仲間にも広げています。昨年度、河村さんが企画した同友会の例会は、エネルギーシフトや地球温暖化がテーマでした。中小企業家同友会のエネルギー宣言(※)などにも触れ、「自社でできるエネルギーシフトを考えてみましょう」と呼びかけられました。

爪楊枝でお風呂の湯を回せるか?

何のために経営しているのか真剣に考えた時に、色んなヒントをくれた先輩経営者がいた、と河村さん。「変な例えですけどね、爪楊枝でお風呂の湯を回せるか?と言われてね。要は、そんな事はやってみないと分からないわけですよ。それを聞いてその晩に実際にやったらね、お風呂の湯も回るんですよ。話を元に戻すと、人がやっていていいなと思う事は、絶対自分から取り入れてやってみる。学んだら、自分でも実践していかないとね。」 やっぱり地球あってこそ。孫世代の時に、今以上に悪くなって欲しくない。だから、できるだけ化石燃料に頼らず、自分の家に太陽光をつけて、蓄電池もつけて、車は屋根に太陽光発電をつけたハイブリッドに乗って。孫ができて余計にそう思う、という河村さん。「ひ孫までは多分見られへん。人間は必ず死ぬ。死ぬ間際に、やれるだけの事はやった、いい人生やったなって思って死にたいじゃないですか。その中の一つに、おこがましいですけど、地球にちょっとでも貢献して死にたいなと思っている訳ですよ。そういう思いが、自分の使命の中にあると思うんですよね。」