向日市の環境庁内推進会議で「2050カーボンニュートラル」研修を実施しました。
2024年7月12日(金)午後、向日市開催の環境庁内推進会議にて「2050カーボンニュートラル」研修を実施しました。環境庁内推進会議は向日市環境基本計画にも位置付けられた環境を推進する向日市役所の横断的な会議です。ゼロカーボンを推進するため、様々な部署の副部長や課長や係長そして担当者が参加されました。
冒頭に向日市危機管理監兼環境産業部長福岡様のあいさつの後、地球温暖化について木原浩貴副センター長よりお話をさせていただき、向日市ゼロカーボン推進課より向日市域や公共施設から排出される温室効果ガスについての情報共有のお話があり、最後にカードゲーム「2050カーボンニュートラル」研修という流れで実施しました。
「2050カーボンニュートラル」では、参加者は政府機関から民間企業そしてNPOなどの12の組織(チーム)に分かれてプレーします。参加者は、現部署にこだわらず、なりたい組織を選択し、それぞれの組織の立場で行動(ロールプレイ)を体験していただきました。
このカードゲームは、情報交換しながらそれぞれがカードを使ってアクションを実行。どの組織が、いつ、どのようなアクションをするかによって、ゲーム終了時の目標達成状況が大きく変わるシミュレーション型の研修で、参加者は主体的に参加することで様々な組織を疑似体験でるものです。
今回は惜しくも、終了時にカーボンニュートラルに到達しませんでしたが、その分、カーボンニュートラルの実現の難しさ、特に事業者の事業目的とカーボンニュートラルを両方達成することの難しさや、様々な組織のカーボンニュートラルへ向けた意思疎通の重要性、経済と環境の好循環について、それぞれの体験を通じて気付きを得ることができたのではないでしょうか。
後半の振り返りでは、ゲームと「向日市」をテーマとして、今回得られた視点を、向日市での取組にどう活かせるのかや、視点を活かして地域でやってみたいことなども話し合いました。この研修をきっかけに向日市全体のゼロカーボンに向けた取り組みが部署を超えてさらに活発に推進されていく事を期待します。
(2024年7月16日作成)