【京丹波町】地元ケーブルテレビ番組で温暖化防止活動発信中
京丹波町では、現在6名の地球温暖化防止活動推進員が活躍しており、イベントでの啓発活や、口丹地区(亀岡市、南丹市、京丹波町)の小校への出前授業(南丹保健所の「未来っ子地球温化防止教室」事業)などを担っています。推進員きっかけを作った廃食油回収も、和知で2か所、瑞穂で5か所に広がりました。
廃食油回収は、平成18年から始まりました。京丹波町質美地区では、大みそかに質美八幡宮の竹灯篭を灯すイベント「ミヤナリエ」で廃食油から作ったロウソクを灯しながら、地元の自然環境の保全を呼びかけており、毎年の恒例行事になっています。また、平成24年の秋には、廃食油から精製したバイオディーゼル燃料を、9件の農家さんにトラクター等で試用してもらいました。
質美では、さらに廃校になった質美小学校を利用して「喫茶ランチルーム」を開き、週末には地元食材を使った「しつみランチ」が提供されます。このランチルームの運営スタッフも推進員さんが参加し、地産地消の実践も進めています。「担当週のメニューを考えるのが一苦労なの」とは、ある推進員さんのコメント。しかしそのお顔は笑顔でいっぱいで、楽しみながら活動されていることが伝わってきます。
「喫茶ランチルーム」には、南丹地区の推進員連絡会で作ったチラシさりげなく置かれており、地元での活動に温暖化防止の意識を持って取組まれていることが分かります。
平成25年度は、これまでの活動に加えて、京丹町広報のケーブルテレビの「クローズアップ京丹波?ワイド?」の番組作り(番組時間42分)に推進員全員が協力、温暖化防止活動などを伝えるレポーターとしても活躍中です。番組名は「おしえて☆エコライフ」で、京丹波町の番組製作スタッフとともに、推進員さんは番組の内容検討からレポーターまでを担当し、今年8月からこれまでに3本の番組が放映されました。
8月の番組では、京丹波町のクールスポットを紹介。神社やプールなど、外での涼の取り方を伝えました。11月には、『道の駅七彩(なないろ)駅弁』(注)のうちの京丹波町で開発された3つの地産地消弁当を紹介しました。食材の生産者や販売者の取材とともに地産地消が温暖化防止になることを宣伝しました。 12月の番組では、琴滝LEDイルミネーションイベント「冬ホタル」の準備風景を紹介しました。
今後も京丹波町での地球温暖化防止の伝道師としての活躍が期待されます。
- 当ページの情報は京都府地球温暖化防止活動推進センターが2013年度に取材したものです。
- 各活動の詳細については、京都府地球温暖化防止活動推進センターにお問い合わせください。
- 当ページは、環境省「平成 25 年度 地域での地球温暖化防止活動基盤形成事業(地域における地球温暖化防止活動促進業務(京都府))」により作成しました。