インタビュー 「温暖化防止ミニ授業+グリーンカーテン」
インタビュー 「食に関連する温暖化対策や地域活動」
~第8期推進員府内各地で活躍中!~ 推進員 福井圭介さん(201810うぉーみんぐ収録)
今回は、今年の5月から綾部市環境市民会議(エコねっとあやべ)の会長をされている福井圭介さんの活動についてご紹介します。
同僚だった先生に誘われて
綾部市で小学校の先生をされていた福井さん。同じく綾部で先生をしていた中村孝行さんに誘われ、綾部市環境市民会議に入会し、その後、推進員になられました。
「綾部市で先進的に環境教育に取り組んでいた物部小学校に転勤になったとき、校舎にグリーンカーテンを設置し始めました。校区に住んでいらっしゃる環境市民会議の会員さんに助けていただきながら、全長70メートルものカーテンを設置したんです。中筋小学校で勤務していたときは、3階の教室の窓付近までカーテンを伸ばしたこともあります」。そんな経験からコツをつかみ、ご自宅でも立派なグリーンカーテンを毎年設置されているそうです。
「温暖化防止ミニ授業+グリーンカーテン」
現在、市内16の幼稚園・小学校・中学校に毎年呼びかけをして、答えてくださった学校で温暖化防
止ミニ授業とグリーンカーテン設置のお手伝いを実施されています。「それぞれの年齢に応じたネタでのミニ授業は楽しいですよ。中学生によく見せるのは、宇宙から見た夜の地球の写真。日本列島が灯りでくっきり浮かび上がっている様子を見てもらいます。センターの氷河やモミジの写真もよく使わせてもらっています。幼稚園児には葉っぱのクイズをしたり、ゴーヤの絵をパラパラ伸ばしながら生長の説明をしたり。推進員でうまいこと役割分担してミニ授業をしています」。これからも新しいネタを仕入れて、興味関心をひく授業にしたいですね、と福井さん。もう一つエピソードを紹介してくださいました。「昨年、綾部中学校では、生徒会の方針としてグリーンカーテンに取り組まれたんです。生徒会が“58(ゴーヤ)のキセキ”というチラシを作成し、全生徒に設置を呼びかけ、50~60人ほど集まり、プランター60個ほど大量に設置をしました。
設置の一週間ほど前に、私たちが生徒会のメンバーに地球温暖化の話とグリーンカーテンの効果の話をレクチャーしに行ったんです。こういう形で実施したのは初めてでしたね」。
綾部市環境市民会議(エコねっとあやべ)
81名の個人会員、14の団体会員で活動されている綾部市環境市民会議。入会金や会費は無料なので、気軽に参加できます。4つの部会と1つのプロジェクトで活動されています。ごみ減量を目標に活動する「生活部会」では生ゴミ減量や雑がみ再資源化の取組を、「花と緑の部会」では花壇やフラワーポットの設置などを通じて花と緑あふれるまちづくりを、「産業部会」では省エネと再エネ普及を、「啓発部会」では環境子ども作品コンクールやグリーンカーテンフォトコンテストなども実施されています。年2回発行されている情報誌『エコねっとあやべ』は、なんと、綾部市全戸に配布されています。
現在は、毎年恒例のコスモス祭(10/21)に向けて準備をされているとのこと。環境市民会議の活動はFacebookでも積極的に情報発信をされていますので、ぜひそちらもご確認ください!