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インタビュー 「ラジオを通して未来を語る!」

インタビュー 「ラジオを通して未来を語る!」
~第9期推進員府内各地で活躍中!~

 この春、京都府知事から318人の方が第9期地球温暖化防止活動推進員に委嘱されました。今回は、新しく推進員になられた葛山知佳子(かつらやま ちかこ)さんをご紹介いたします。

「先週、温暖化防止活動推進員の研修会に行ってきました。その内容をご紹介しますね!」

毎週火曜日の午前、推進員、葛山さんの声で、地球温暖化対策に関する情報が発信されているのをご存知でしょうか。葛山さんは、京都市伏見区にあるコミュニティFMラジオ局「京都リビングエフエム」(FM845)のパーソナリティ。暮らしに役立つ温暖化防止情報を、コミュニティFMならではの視点で発信されています。

京都リビングエフエムは、2年間にわたり環境省の補助でCOOL CHOICE(クールチョイス)普及啓発事業を行ってこられました。
当初、番組の中で、身近な生活の中で簡単にできる対策を紹介していたところ、リスナーの方から「いつもやっている。これまでの暮らしで良いのね」という反響が何度もあったとのこと。「昔の暮らしの知恵を活かすことはもちろん大切。でも、それでも地球温暖化は進んでしまっている。このままでいいのかしら」と疑問をいだき、当センターを訪ねてくださったそうです。

葛山さんと木原そこで、「温室効果ガス排出を実質ゼロにしないと温暖化は止められない」「日常生活で簡単にできるこまめな省エネだけでは温暖化を防げない」ということを知り、以降は、それを踏まえ、「暮らしの知恵と将来像をつなげる」情報発信をしてこられました。また、これがご縁で、当センター事務局長の木原も、半年間のコーナーを担当させていただき、お話させていただきました(写真は、生放送を終えた葛山さんと木原)。

第9期の推進員募集の際に、なぜ、葛山さんは応募されたのでしょうか。
「地球温暖化についての情報は、絶対に発信し続けたいと思っていました。でも、自分は専門家ではないので、関連する情報をすべて把握して話すことはできません。そんな折に、推進員についての情報を知り『自分の立場やネットワークを活かして活動するのが大切』、『京都府や、京都府温暖化防止活動推進センターによるサポートが受けられる』というその趣旨を見て、『これだ!』と思いました。ラジオのパーソナリティとしての立場を活かし、研修会などで得られた情報を、自分なりに噛み砕いて発信することで、温暖化防止活動の役に立てると」。

今年度は、環境省の補助金があるわけではありません。それでも、京都リビングエフエムさんは「これは重要な情報だから、補助があるなしに関わらず続けていかなければ」と、情報発信を続けられています。
7月2日からは、「ピッカピカラジオ」という番組の中ので、「グッと!クールチョイス」(火曜日10:50―11:00)というコーナーがスタートし、葛山さんが担当されています。

「リスナーとの距離が近いのがコミュニティラジオの魅力」と語る葛山さん。1回の放送で50枚ほどもFAXが来ることもあるそうです。
今年は局でみどりのカーテン用のアサガオとゴーヤの苗を育て、希望者をラジオで募ったところ、多くのリスナーさんがもらいに来られ、「花が咲いたよ!」「2mにまで伸びたよ!」といった報告もどんどん届いているとのこと。

京都リビングエフエムさんは、昨年は当センターが実施する「宅配便再配達削減 職場受取プロジェクト」にも参加していただきました。今年は、夏休み省エネチャレンジにも協賛してくださいました。センターの活動にどんどん参加してくださり、連携が深まっています。

プライベートでは2人の娘さんのお母さん。おうちでも、子どもたちと一緒にCOOLCHOICEを合言葉に楽しく省エネに励んでおられるそうです。
「やってみて特によかったのはサンシェード。自宅マンションの東向きの窓に設置したところ、朝が快適に起きられるようになりました。他にも、省エネタップを使うと、スイッチがまとまっているので子どもでも電気を消すのが簡単になりました。エコドライブを心がけると安全運転にもなり、子どもを乗せても安心です」とのこと。

「温暖化対策で暮らしが便利で快適になる」ということを体感されているようです。


ぜひ、葛山さんのラジオをお聴きください。
京都リビングエフエムは、インターネットで聴くこともできます。
https://www.fm-845.com/