クイズ エアコン冷房 「弱」VS「自動」
問題:エアコン(冷房)の風量を「弱」にすると、「自動」よりも消費電力は削減できる?
これは正しいでしょうか。間違っているでしょうか。その理由もおこたえください!
いよいよ夏本番を迎えます。今夏も暑くなりそうですね。過度な我慢は熱中症のリスクを高めます。昔とは気温が違います。無理せずに冷房を使いましょう。でもどうせ使うなら、かしこく使いたいもの。ぜひ「エアコンの仕組み」を知って、無駄なエネルギーを使わないようにしましょう。
答え:削減できない(「弱」は効率悪化の可能性が。「自動」のほうが省エネ)
エアコンの省エネのポイントの一つは、「いかに効率よく熱交換を行うか」です。これは、言い換えれば、「室内機及び室外機に、いかにたくさんの空気を通すか」ということ。
よく「エアコンのフィルターを掃除しよう!」と呼びかけられますが、これもスムーズに空気を通すためです。
一見すると、風量「弱」のほうが省エネに思えるかもしれませんが、そうすると、せっかくの室内機の冷たさを上手に部屋に送り出すことができず、効率が悪くなってしまいます。かといって、室温が安定してきたならば常に多くの風量を送り出す必要はありません。そこで風量を「自動」にしておけば、つけ始めの室温が高いときにはたくさんの空気を送り出し、室温が下がってきてそこまで頑張る必要がなくなったら、勝手に弱めてくれますので、お勧めです。
なお、実はエアコンの省エネの最大のポイントは、「室内機」ではなく「室外機」にあると言っても過言ではありません。また、エアコンは、照明器具と違って、こまめにつけ消しするとかえって多くの電力を使ってしまいます。「え?どういうこと?」という方は、ぜひ下の記事をご覧ください。
約1年前、2018年7月にフェイスブックページにアップした「エアコンのかしこい使い方」の記事です。