事業内容

【02】コロナ禍でも気候危機に対して世界同時に声を上げる主役のサポート過去の事業

 

気候危機と若者の活動

コロナ禍でも気候危機に対して世界同時に声を上げる

Fridays For Future(未来のための金曜日)という活動を知っていますか?

2018年8月、スウェーデンの高校生、グレタ・トゥーンベリさんはスウェーデン総選挙までの約1ヶ月間学校を休み、国会議事堂前で座り込んで気候変動対策の強化を訴えました。

このグレタさんの行動に多くの若者が共感し、総選挙後もアクションを続けよう、と始まったのが、毎週金曜日に学校を休み気候危機への対策を訴える「Fridays For Future(未来のための金曜日)」というムーブメントで、瞬く間に世界中に広まりました。

なぜ世界中の若者たちはこのような行動を起こしているのでしょうか。

それは、彼ら若者世代が気候変動による影響を受ける最大の被害者にも関わらず選挙権がなく、自らの未来を決める政治の意思決定に当事者として参加できないからです。
投票という行為で自らの意思を示せない彼らは、学校を休み、声を上げることで気候変動政策に対する自らの意思を示そうとしました。

そして、そんな若者たちに感化された大人もムーブメントに加わり、全世代・全世界で同時に気候危機への対策強化を訴える、「グローバル気候マーチ」が開催されるようになりました。
グレタさんがたった一人で始めたアクションは、現在では日本を含む世界181カ国で約760万人を動員する、大規模なムーブメントとなっています。

日本では2019年2月に国会議事堂前に集まった15人から活動が広がり、現在では全国28地域でマーチが開催され、約5,000人を動員するまでになっています。京都でもこれまで4回のマーチが実施されました。

そんな世界的なムーブメントは、コロナ禍にあっても衰えることはなく、工夫をこらしながら継続されています。2020年9月25日には、世界同時アクションが行われました。
日本ではコロナ対策のため、大勢が密集するマーチではなく、人の代わりに靴とプラカードを一箇所に置く、シューズアクションが各地で実施されました。

京都ではFridays For Future Kyoto(以下、FFFKyoto)が、街頭でのシューズアクションの代わりにオンラインフォトアクションを実施。さまざまな人たちから集められた写真をひとつの動画にまとめるなど、SNS上で公開されました。他にも「#気候危機に特効薬なし」というハッシュタグによるツイートストームへの呼びかけなど、オンライン上でも活動が広がっています。

【参考】

・FFFKyoto【Twitter】
https://twitter.com/FutureKyoto

・FFFKyoto【Instagram】
https://www.instagram.com/fridaysforfuturekyoto/

・グローバル気候マーチホームページ
https://ja.globalclimatestrike.net/

・Fridays For Future Japanホームページ
https://fridaysforfuture.jp/

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#京都の人に伝えたい気候変動のはなし
#2050年実質ゼロ